先日、運動会がありました。
私は運動が全くダメで、運動会によいイメージはないのですが、子どもたちはみんな元気にかけっこやお遊戯に参加していました。
私は運動会当日より、それまでに練習する子どもたちを見るのが好きです。
以前にもこんなことを書きました。
今年の練習風景も楽しく見せていただきましたが、ある日、こんなことがありました。3歳児クラスのAちゃんが、かけっこで走っているとき、靴が脱げてしまったのです。
周囲の友達がどんどん前を走るのを見て、一瞬、彼女の顔が引きつりました。
思わず、駆け寄ろうとした瞬間、Aちゃんは泣かずに立ち上がり、転がってしまった自分の靴を拾って履くと、ゴールを目指して走り出したのです。
当然、1番最後にゴールテープを切ることになりましたが、走り切ったことに満足したのか、ニコニコとみんなが待っている場所にかけていきました。
人は常にトップを走り切れるわけではありません。
一番になることも大切ですが、つまずいたり、前が見えなかったりするときに、自分で立ち上がって進み続ける力は時に、何より強い武器になります。
そんな力を育ててあげるには、何が必要なのか・・・そんなことを考える10月の日曜日です。