いつかの夢は、今もいつかの夢ですか
この吊り広告を見たのは、有楽町線の電車に乗っていた時だから、おそらく3年前。
たった一文ですが、意味を理解するまでに、長い時間がかかったことをおぼえています。
いつかの夢が何だったのか、うまく思い出せないまま、明日に向かってネジを巻く…これが人の世の常なのかもしれません。
私は自他ともに認める方向音痴です。
広い駐車場は、いつもどこに駐めたのか迷うので、手首に6F20というように書くようにしています。
それでも迷うのが、立体でぐるぐる上がっていくタイプのパーキング。
例えば6階に駐めても、場所によって使うエレベーターが6階の時と7階の時があり、ここはどこ⁉️と呆然とすることが多いので、めったに使いません。
ところが先日、平面のパーキングがどこも満車で、仕方なくこの手の駐車場を利用することになりました。
その日は、ペンがなく手にメモができません。
おぼえるしかない!と周囲の景色や駐車した位置の数字を、頭の中で繰り返しイメージしながら、エレベーターまで行くと、こんなインフォメーションがありました。
その下には…
私のような特性をもつ人への配慮なのか、パーキング密集地で勝ち抜くためのワザなのか…。
大変、ありがたい心遣いなのですが、これが当たり前になると、苦手な場面を乗り切るための攻略を考える機会(チャンス)は、減るんだろうな…という、老婆心も芽生えています。
#ナポリタン
久しぶり 湯気の向こうの時間(とき)思う
コロナを超えた 変わらぬ縁(えにし)
#キャラメルミルクコーヒー
いつだって 見てきたものは同じだね
瞬きもせず 探した解答(こたえ)
#焼きドーナツ
受け取った 箱の中に詰められた
言葉じゃなくても 伝わる思い
ゴールデンウィークが始まりました。
連休前はたくさんの計画があった気もするのですが、いざ休みに入ると、起き上がることも億劫で、外に行くなどとんでもない!
ごろごろ不規則な時間が過ぎていく中で、気になるCMを見かけました。
某有名菓子メーカーのもので、プリンをお皿に出して食べるか、容器から直接、スプーンで口に運ぶか?という投票を行うとのこと。
過去は1勝1敗だったそうですが、今回はいかに?…という内容でした。
このプリンは私が子どもの頃から、よく食べていたものです。
お皿に移すときれいな花形になり、なんとも幸せな気分になることができました。
そんな私に母は、「味は同じよ。洗い物増えるから、そのまま食べなさい!」とよく言っていたなあ。。
時は流れ、いつの間にか、時間も手間も惜しくなり、お皿に移すことはなくなりました。
時間がない時は、冷蔵庫から出して立ち食いソバならぬ「立ち食いプリン」。
投票した方々の声を聞いてみると、これも様々で、「プリンの醍醐味!」とお皿に移す方、すぐに食べたい、洗い物を増やしたくないからそのまま召し上がる方などなど。
今回の決戦がどんな結果になるのかわかりませんが、この殺伐としたご時世、自分のことは棚に上げ、プリンらしい形を愛でながら食べる心のゆとりをもつ人が増えていてほしいなあと願っています。
父が木片をたくさんいただいてきましたので、以前から作りたいと思っていた教材製作をしてみることにしました。
まずセ○アで、最近話題のスノーブロックを手に入れます。
木片に穴をあけて、スノーブロックが通る太さの棒を挿して・・・と言うのは簡単ですが、まずこの「棒」探しが大変です。
できるだけ安くとなると100均ですが、木工コーナーには、よい太さの物がありません。
ウロウロと探し回り・・・あった!
キッチンコーナーの長い菜箸がちょうどよいいことを発見したのです。
次に木片を削って角を取り、穴をあけて・・・。
2つ、作り終わる頃には休日が終わっていたという、なんとも手のかかる作業でした。
そういえば、手作り販売サイトで結構な値段がついていたなあ。
これだけの手間がかかるなら、納得。
ガサガサになった手にクリームをぬりながら、DIYをはじめた元教え子の顔を思い出しました(モウスコシハヤクキヅイタラヨカッタ ´;ω;` )。
もう10年ほど前の話です。
当時、小学生の娘を連れて「きな子〜見習い警察犬の物語〜」を見に行きました。
何年も連続で警察犬の採用試験に落ちつつ、挑戦する姿と愛嬌のあるしぐさが話題となり、人気者になったきな子。
物語とはいえ、その健気な姿はかわいかった記憶があります。
映画を見た帰り、車の中で娘がふとこう言ったのです。
「ママ、どうしてきな子は警察犬じゃないとだめなの?」
一瞬、意味がわからず、ポカンとする私に彼女は再度、問いかけます。
「昨日、テレビできな子との撮影会、やってた。その前もどこかに招待されてみんなにかわいい!って手を振られてたし、普通の警察犬よりずっと目立ってる。もしかしたら、警察犬よりモデル犬として生きた方が、幸せかもしれない。」
なんと答えればよいのかわからない私に、とどめの一言。
「あっ、そうか!きな子の意思はともかく、周りはあの子を警察犬にしたいんだね。じゃあ仕方ない、〇〇〇(娘の名)とおんなじだ~」
世界情勢も不安定な昨今、明日のことなんかわからないのだからと、もっとおおらかな子育てができたのか、それとも生き抜くためには~が必要!と躍起になった子育てをしたのか。
なぜかこんな一コマを思い出した休日です。
#数十年後の答え合わせ
今度また ご縁があるなら聞いてみたい
あの選択は 何点でしたか?