今日、希望のタネを蒔きました

療育現場の所長日記です。

自立ってなあに?

ときたま、キッシュ熱がやってきます。
ashikatan.hatenablog.com

今回のキッシュ熱は、月末にやってきたので、節約コースで98円の餃子の皮を使ってみました。
中身はいつもと同じなのですが、生地の部分は勝手が違います。
おまけに洗い物を減らすため、アルミカップ(お弁当仕切り用のペラペラした100均のもの)を使用したので、皮をしき詰めて具を入れると広がり、中身があふれそうです。
どうしようかと考えた結果、広がらないように、隙間なく並べてみるという結論に至りました。

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これが意外と大正解!
キッシュたちは中身もこぼれることなく、整列しています。

さすがに端の方は不安定なので、アルミ箔を丸めて支えを作りました(笑)。

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待つこと20分。
個々では、自分自身を支えることができずに、ぺたんとなってしまうのに、みんなで支え合って立ち、きれいに焼きあがったキッシュたちに、パチパチパチ!

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2月になると、先生方や保護者の皆さまから、「小学校進学をひかえた子どもに、自分のことは自分でできるようになってほしい。」という声を聞かせていただくことが多くなります。
確かに新しい環境の中、自分で判断して動かなければならないことが増えるので、当然の願いなのですが、「自分ひとりで」となると、難しい場面があるかもしれません。
最も大人になっても、困ったことは次々出てきます。それらすべてを自分で成し遂げていくのは無理な話で、多くの場合は周囲の方に支えられ、助けられて生活しているのではないでしょうか。私自身、苦手なことだらけなので、毎日、多くの方の支えによって何とか生きています。

自立」という言葉には「一人でできること」に加え、他の人に支えてもらえる力、困ったときにヘルプを出せる力も含まれていることを、キッシュたちに教えられた気がします。