ある先生はよく「学校(幼稚園)の常識は、社会の非常識」ということを言われます。
中で生活していると、馴化していくからか、それほど違和感を感じなくなるのですが、そんな私でも時々、不思議だなあと思うことがあります。
例えば、これ・・・。
特に感覚過敏のある子どもたちは、手につくベタベタ感が苦手です。そこまでではなくても、「せんせい、手についた!洗ってきてもいい?」など、扱いが苦手な子どもはたくさんいます。
さらに粘着力が弱い、量が少ないとくっつかず、つけすぎると作品自体が湿ってしまう、塗った部分とそうでない部分の見分けもつきにくいなど、不便な点が多いように思います。
それでも何とか仕上げた作品で、遊んでいる最中に、貼り付けた部分が取れてしまうことはめずらしくありません。やむをえなく、先生たちがテープなどで補強しますが、何かよい方法ははいかなあと、いつも考えてしまいます。
小学校は、プリントを貼る時はスティックのり、製作は上記写真(瓶のり)と分けているところもあるそうですが、大人が事務作業であの「のり」を使っている場面は目にしません。
それなのになぜ、幼稚園(保育園)は、あの「のり」なのか?
インターネット上の声をはじめ、何人かの先生や幼児教育を研究されている大学の先生にも聞いてみました。
「量を加減する力を身につける」
→心の声(そもそも今の子どもの発達レベルにあっているのか?)
「(のりを)のばすことで、指先の機能を培う」
→心の声(それはあののりでしかできないのか?)
「昔から幼稚園(保育園)はこれを使うんです!」
→心の声・・・(ソレ、センモンセイノホウキ)
うーん、やっぱりヘン、いや不思議な世界です。
追伸
上記はあくまで私見であり、業界を誹謗中傷、揶揄するものではないことを加筆しておきます。