あるSNSで見かけた、
以下の発言を禁止し、罰則を設けます!
若く産んだら、早すぎる。
老けて産んだら、遅すぎる。
一人で産んだら、父親は?
多く産んだら、やっていけるの?
一人っ子なら、一人だけ?
産まなかったら、かわいそう。
療育でハサミを使うことがよくあります。
支援センターでお預かりしている子どもは、その特性上、手先が不器用であったり、目と手を協応させるのが難しいことがあります。
ハサミ指導は、幼稚園や保育園の補講的な意味もありますが、実はそれ以上に療育的効果が期待できるのです。
ハサミを使った活動では、手先の微細運動をはじめ、目でしっかりと切る線を追う、集中力、注意力など、さまざまなことが経験できますが、私は何より「自制心」の育ちに期待しています。特に下のような星を切るときは、刃を大きく広げすぎたり、勢いがよすぎたりすると星は完成しません。
「小さいお口(ハサミの開閉)、先まできたら止まります、次はおなか(ハサミ刃の真ん中)で…」とお話ししながら子どもが切り抜いたものをせっかくなので、キラキラテープに貼ってみました!
療育では「〜できるようになる」という、目に見える発達を期待しがちです。けれども、必要なときに必要な力加減や我慢ができる…という内面の育ちも同じくらい大切だという当たり前のことを、忘れずにいたいと思います。
今日は心理検査の話をしたいと思います。
以前、教師にだけはならないと決意したSちゃんについて書きました。
しかし彼女には、教育界でぜひとも解明しなければならないことがあったのです。
そのひとつは、彼女が8歳(小学2年生)のときに初めて体験した不思議なお絵描きの謎。
当時、彼女のクラスで担任の先生のシールセットがなくなる事件がありました。今と違い、いろいろなシールが手に入らなかった時代。担任の先生が何かのときに貼ってくれるかわいいシールは、子どもたちの憧れでした。それがある日、箱ごとなくなったのです。
担任は、クラスの子どもたちに向かって、先生はあなたたちを信じているけれど、もし間違って持って帰った人がいたら、明日までに先生に申し出るか、そっと返してくださいと言いました。そして、もし、明日までにシールが返ってこなかったら、
「先生は嘘を見抜くテストをします。」
と話し、その日は下校時間になったのです。
帰り道、子どもたちはシールの行方についての話題で持ちきりでした。中には◯◯さんが怪しいといった噂もありましたが、Sちゃんの頭の中は、嘘を見抜くテストのことでいっぱい・・・。世の中にそんな素晴らしいものが存在するなら、見てみたい!明日の朝、シールが戻っていませんようにと、不謹慎なことを考えていました。
そして翌朝、Sちゃんの祈りが届いたのか、シールは戻ってきていませんでした。担任の先生は約束どおり、嘘を見抜くテストをすることになり、子どもたちに1枚の紙を配ったのです。そして、「1本の実のなる木を描きなさい。」と言いました。これがSちゃんが臨床心理学でいうところの心理アセスメント(心理検査)に出会った瞬間でした。
… to be continued
この季節においしいのは、ロールキャベツ。
お肉と野菜が同時に食べられて、見た目も豪華なレシピ…ですが、欠点はその手間。キャベツを1枚ずつはがし、一つずつ包むというプロセスを考えたら、つい億劫になってしまいます。
そんな時に朗報!巻かずに作れる丸ごとロールキャベツのレシピを見つけたので、作ってみることにしました。
まずは、キャベツの芯を抜く…⁉︎⁉︎⁉︎
包丁を入れて少しずつ…⁉︎⁉︎⁉︎
そもそもキャベツは、りんごみたいな芯抜き道具がないし、大きくて堅い。また中に具を入れるとなると相当、大きなくぼみが必要です。四苦八苦、包丁、ナイフ、フォークを駆使し、何度も手を切りそうになりながら、くりぬきました。
次に中身を詰めて…
鍋に投入!
あとは煮込むだけですが、ここまできて考えたこと…。
このプロセスは普段のロールキャベツ工程と比較して、本当に簡単だったのか?
こんな大きいものをきれいに取り出して、盛り付けすることはできるのか?
何よりうまく味つけできるのか?
悩んでいた時やどうしようかなあと考えていた時に出会った朗報には、魅力があります。こうしたらうまくいったよ、という話にを聞くと、わらをも掴む思いで、すがろうとする時があるかもしれません。
ただ、うまくいったのはその人の場合であり、自分の課題解決になるかどうかは別の話です。情報共有やよいと思ったことに挑戦することは大切ですが、必ずしも望みどおりの結果にならない場合があることも、心に留めておく必要がありそうです。
ちなみに今回のロールキャベツですが、次回も同じ方法で作るかどうか?
…要検討ですね。
朝…
目的がある休日は早く起きる。「じゃあ日曜日の9時半ちょっと前に」と、先日、別れ際にした約束を思い出す。そうだ、せっかくだから、新しいバッグを持って行こう!がさごそと荷物を入れ替えるとウキウキしてきた。
しばらくして…
お迎えを待っていると、◯◯にいます、着いたらLINEしますという連絡。自分にはないマメさに感心(´∀`)!
ほどなく車が到着。わざわざありがとう!…とお礼を言いつつ、助手席に乗り込む。ドライブには生憎のお天気。でもお互いが共通の目的に期待を抱いて出かけるということは、うれしい。
時間は流れ…
目的地に着く。いつもさりげない気配りをしてくれることを見習い、今日はチョコレートを持ってくるつもりが、玄関に忘れてきた(泣)。開演まで時間があるので、仕方なく私は人間ウォッチング。いろいろな人たちが醸し出す雰囲気はさまざま…。ふたりでいても、微妙な雰囲気の方々もいる。キョロキョロしながらとなりを見ると、活字を追う姿が…。こんなところに知性を感じる。
また時は流れ…
お昼になった。せっかくのランチタイムだが、混み合うことを予測してマックに行った。覚えられるくらいしかないメニューを眺め、慎重に吟味する。デザートに食べようかと話していたホワイトチョコパイを半分こ。これは親密さの証し⁉︎
またまた時は流れ…
人生にはいろいろある。いろいろな人間がいて、生活する環境も異なる。同じ問題にぶつかっても、描くイメージや解決方法は違う。そんなことを考えさせられた午後。
少なくとも一緒に考え、意見を出し合える人に巡り会えた私は、幸せだなあと感じた。
もう帰り⁉︎
午後の時間もあっと言う間に過ぎていく。充実した時もそろそろ終盤。朝と同じく、家の前まで送ってもらい、笑顔で手を振る。
くまこ先生、お疲れ様でした(⌒▽⌒)!
よく考えてみます…
検討してみます…
こんな答えの後で、誰かに相談してみることは大切です。けれども、最後の答えは自分で出さなければならない時があります。そんなときは、頭と一緒に手を動かすことで、煮詰まりを防ぎ、客観的に考えるきっかけができるかもしれません。
クリスマスが近いこの季節、身近な素材でプレゼントボックスを作ってみませんか?
箱作りは簡単に見えていろいろなことを教えてくれます。まず、一つひとつのプロセスを丁寧にこなすこと、間違えに気づいたらすぐにやり直すこと、組み合わせの瞬間も手を抜かないこと…などなど。もしプロセスが正しければ、誰が折っても素敵な立体が出来上がります。
箱作りのプロセスは、何かに似ているのです。
数年前、Facebookでこんな記事を見つけました。
「いいね」の数が多く、感動しました!とか、よい作物を実らせるためにがんばります…と言ったコメントが多かったことを記憶しています。
しかし、悪い作物を実らせようと思ってタネを蒔く人はいません。その時々で一番の選択や行動をしても、それが正しいか否かは、時間が経たないとわからないことも多い気がします。
ちなみにひねくれ者の私が書いたコメントは…
どんな作物ができたって、まとめて煮込んで食べてやる!
意外やそのコメントへの反響があり、驚いたことを覚えています。
正しい選択をすることは大切です。でもそれと同時に、その結果を受け止める強さも必要なのではないか…そんなことを感じる雨上がりの午後です。