今日、希望のタネを蒔きました

療育現場の所長日記です。

教師にだけはなりません⁉︎ ②

保育者養成校では「保育・教育実習」があります。
私は実習該当学年を担当していないのですが、その時期になると、学生が私を見つけては「せんせ~、この髪の色、アウト?」と口々に聞いてきます。
あきらかな茶パツはさすがにいませんが、赤いといえば赤い?という学生に多い気がします。
実習指導では「髪の変色は不可、黒髪で行きなさい。」と指導されるので、現場の私がどのように判断するのかが気になるのでしょう。
正直、このくらいなら・・・と思わないではありませんが、聞かれたら一応「黒にしなさい。」と言うことに決めています。


実はこの「これくらい・・・」が曲者(笑)!
光の加減や何より見る人によっては「赤い」と判断されかねないので、万が一のことを考えて「絶対、黒」と指導するのです。
また、教育現場はよくも悪くも「平等」が基本です。AちゃんはOK、Bちゃんはだめ、C先生はOKと言ったのにD先生はだめと言った・・・ということには、皆さん、かなり敏感です。

 

学生対応だけでなく、さまざまな場面で個別のかかわりをしなくてはと思いつつ、いろいろなリスクを考えると、つい画一的な対応になりがちな私。

ごめんね、Sちゃん。
今の私は、いつかあなたが「絶対になりたくない」と思っていた教師像そのものであると自覚しています。

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