今日、希望のタネを蒔きました

療育現場の所長日記です。

五里霧中

先日、羽田空港に着くと、例のごとく「〇〇空港、視界不良のため、羽田空港に引き返す可能性あり。現在、搭乗手続きを中止しています」というインフォメーション。 
私が遠出すると何らかの交通トラブルはつきものなので、もうブログネタにもできないわ・・・と思いつつ、案内を待ちました。

ashikatan.hatenablog.com

幸いにもこの日は、無事、飛行機は飛んだのですが、今回はここからが苦難の旅の始まりでした。

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空港を出て、帰路を急いでいますと、「あれ!?」と思う風景に出会いました。
空港周辺は夜になると真っ暗で運転しにくい所です。おまけに霧が出ていて視界が悪いし、ナビを見ても山道以外何も見えない・・・(上図はイメージです)。
・・・ん?これは世に言う迷子かしら?」と気づいた時には遅すぎて、戻る道さえわからないという状況に陥っていました。

このような時、一番頼りになるのは「よくわからないけれど、知っている道に向かっているという感覚」です。遠くの遠くに見えるあかりや、時にある「〇〇 △㎞」と知っている地名が書かれた標識に、どれだけ救われたかわかりません。
無事に国道に出られるまでの約1時間、そんなことを思いながら車を走らせていました。

最近、療育を希望する方が急増しております。お話をうかがうと、保護者の皆様の中には私が迷い込んだ「霧の夜道」の状態にいらっしゃる方がいます。特に「これからどうなるのかという見通し」に不安を抱える方は多いのですが、子どもにも個人差があるだけに、一般論でしか答えられないのが現状です。

私自身が、霧の夜道を乗り越えるために必要だったものは何か・・・。
もう一度考えていきたいと思います。