今日、希望のタネを蒔きました

療育現場の所長日記です。

他人の痛みはわかりません

ある日の話。
新型コロナ感染が広がる中、高校のインターハイや総体が中止になり、高校生が無念の思いを語るというニュースが放映されていました。無観客で実施するとか、時期をずらすとか、対応はないものかと訴える様子を見て、なんとも言えない気持ちになりました。

ところが…。

わが娘はちらりと見て、てクールに一言。
もうね、無理なの!できないの!コロナなんだから。」(…目が点の私…)

それから数日後。
娘が受けようとしてたある試験が中止になったという情報が流れてきました。

私:「〇〇、中止になったらしいね。」
娘:「えっ!? なんで?どうしてしないの!?
私:「・・・だってコロナなんだから・・・」
娘:「受けようと思ったのに!オンラインとか対策すべき!」(…目が点の私…)

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進学にも就職にも何ら影響しない試験と、総体に向けて雨の日も風の日も一生懸命に練習を積み重ねてきた方々の無念さは、比重が異なる気がするのですが・・・。

やはり当事者になってみないとわからない「痛み」があるようです。