今日、希望のタネを蒔きました

療育現場の所長日記です。

時間の使い方

先日、キッシュが食べたくなりました。
しかし、この近隣で売っている所と言えば、ス〇ーバッ△スくらいしか思いつきません。。しばらく考えてみましたが、どちらにしても外出しなければいけないことを考え、思い切って自作することにしました。

まずはスーパーで材料の購入です(以下、今回の調理必要分量と単価)。
・パイ生地   2枚  200円 
・ほうれんそう 1束  170円
・マッシュルーム 1p      170円
・玉ねぎ    1/2個   20円
・ベーコン   100g   180円
・生クリーム  100ml 200円
・卵      2個    70円
・チーズ    2枚    60円
・その他調味料   冷蔵庫にあったもの

その時の時価で税込み約1,070円。6ピースできましたので、1つあたりの単価は、178円、光熱費や元々あった調味料を含めても200円以下というところでしょうか。
一般的なキッシュが1つ450円程度ですから、手作りすれば、半額以下の値段でキッシュが食べられる計算です。

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ある人にこの話をすると、ピンポイントで1個だけ食べるなら、残った材料やキッシュは無駄。また作る手間を考えたら、倍以上の値段を支払ってもお店で買う!と言います。その方のご意見によると、「時間をお金で買うと思えば、450円は高くない。」とのことでした。

その言葉を聞いて、以前、有名な小児科医の松田道雄先生が「書店にある離乳食の本は、育児コーナーではなく趣味のコーナーに並べてほしい。あんな複雑な手順を踏んで、離乳食を作る暇があったら、ベビーフードを与えて、赤ちゃんと触れ合う時間をたくさん作りなさい。」と著書の中で述べられていたことを思い出しました。
もちろん、反論意見はあるでしょうが、彼がこのように述べたのは昭和の時代。今よりもずっと保守的な時代でした。その中で、あえて物申す姿勢に、新鮮な気持ちが芽生えてのを覚えています。

時間やお金の使い方は、その人の人生観を大きく反映していることを、キッシュ作りを通して、考えさせられました。誤解なきよう添えておきますが、今回はたまたま手作りした私も、普段は断然、「時間をお金で買う派」です。

追伸
ちなみに残ったキッシュは冷凍保存しています。
レンジ&オーブンで出来立てに復活しますので、無駄にはなりません(軽く反論)。
まだ作り置きがありますので、ご希望の方はいつでもいらしてくださいね。

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