今日、希望のタネを蒔きました

療育現場の所長日記です。

告知③

ナッツ食べられるなら、歯はよくなったんですか?という質問をいただきましたので前回、前々回のお話の続きです(多分、最終回?)

ashikatan.hatenablog.com

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でもまあ仕方ない、このまま先送りしても、よくなることはないと思い直し、「とりあえず、診断していただけますか?」と伝えました。

それならばということで、麻酔をかけ詰め物を外してもらいました。
あ~これは割れていますね。」と見せられた写真では、奥歯が真ん中できれいに割れています。
「割れている方を外しますね。」と言われ、覚悟を決めた瞬間、「あっ、これは抜かなくても残せるかも!」という声が聞こえてきます。
どうやら、かなり運のよい割れ方をしていたようで、いわゆる「差し歯」で処置できるということになりました(モウシヌカトオモッタ・・・)。

麻酔が効いていたので、痛みは一切なかったのですが、もう心臓バクバクで、かなり血圧が上がったのか、頭がガンガンします。
「大丈夫ですか?」と衛生士さんが声をかけてくださり、なんとかうなずいたものの、安心感と今後の治療についての不安でいっぱい(´;ω;`)

その後「まずですね・・・」と今日の状況についてのお話しがありました。
続けて、今後は台の型をとって、台を入れて、次は歯の型をとって・・・と今後の治療方針とおおむねの期間について、ひとつずつ、丁寧に説明してくれました。

発達支援では、「わかりやすく、今の状況を伝える」「今後の見通しを伝える」ことを重視します。
特に不安が強い子や見通しの予測が難しい子は、今起こっていることを言語化し、事前に「今からすること」や「今後、起こってくること」を伝えることで、安心して取り組めるというのがその理由です。

混乱しているときの状況を分かりやすく教えてもらえる、今後はこうなりますと伝えてもらえると、本当に心強いです。
私もマネしてみようと密かにワザを盗めた気がしました。

~追伸~
今回の騒動が始まってから、早2か月。
差し歯で対応しても、この歯の寿命は短い可能性もある・・・という再度の告知を受けました。つまり、完治ではなく、とりあえず今をしのぐ状況。明日か5年後かわかりませんが、もう一度、決断を迫られる日が来る…。

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