今日、希望のタネを蒔きました

療育現場の所長日記です。

バリアフリー

先日、某城天守閣に上ってきました。
まずは近くまでリフト移動で、この空の散歩が最高!

余談ですが、友達にそれを伝えると、「リフトは使ったことない。いつも遊歩道で行っていた。」と言われびっくり(@_@)!
リフトから見る遊歩道は、かなり急な傾斜で、距離もあるのに「歩く」という選択ができることが羨ましい。
悲しいけれど、同い年でも体力には差があるようです。

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私は、古い建造物を見て、そこで生活していたかつての人々を想像することが好きです。
この城で繰り広げられた戦(いくさ)、生まれた子ども、嫁いできたどこかのお姫様、行われた政治、そして死んでいった人々に思いを馳せると、タイムスリップできるような気がして、日常を離れることができます。

しかし、このお城、上がるのも一苦労ですし、入ってからも急斜面な階段ばかり。
重い着物を着て、刀をさして歩くというのは、大変でしょう。
ましてやバリアフリーなどない時代、高齢者はまず住めない造りの建物でした。

そんなことを考えながら、天守閣まで上がって思ったこと。
多分、この城が造られた時代、バリアフリーでなければ過ごせない歳になるまで生きる人は少なかったのでは?
足腰が不自由になるまで生きのびた高齢者がいたとして、その人たちは慣れ親しんだ城からは離れて暮らすのが常だったのでしょうか。
もし私がこの時代に生まれたとしても、ピンピンコロリがいいなあ。