今日、希望のタネを蒔きました

療育現場の所長日記です。

ヨリドコロ

久々に実家に行くと、玄関に大きな睡蓮鉢が置かれています。
?…と思いながら、母に尋ねると、知人からピンポンパールという、金魚の稚魚をもらったとのこと。
みんなの癒しになるから…とは言うものの、睡蓮鉢に釣りの餌保存に使うようなブクブク一つを放り込み、黒い内面のため、何がいるのか見えない状態…。

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母はこの類のものが好きで、いつも頂いてくるのはいいのですが、お世話的なものは私や父の役目です。
例のごとく、ホームセンターで足りないものを買い足し、ピンポンパールなる生き物の生活空間を作ってみました。

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白い石を敷いたことで見えやすくなったので、しばらく眺めていると、みんな水草オブジェの付近に隠れてしまいました。
初めは水質作りの失敗か、酸素量の問題?と思いましたが、試しに水草オブジェを持ち上げると、みんな方々に泳いで行きます。しかし、また戻すと1か所に戻ってくる・・・の繰り返し。

この金魚の特性(体型?)上、水流が苦手、神経質など、やや手のかかる子たちらしく、金魚自身が環境の変化を敏感に感じとっていて、警戒心を強めているのでは?というアドバイスをいただいたので、しばらく見守ることにしました。

数時間後に見てみると、恐る恐る出てきた子もいて、活動範囲が広がっています。

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ヒトもサカナも、安全安心!と実感したときに、初めて自分を表現し、動き出せるのかもしれません。