今日、希望のタネを蒔きました

療育現場の所長日記です。

この時代に生まれてきたから

今年度も終わりを迎え、子どもたちも無事に卒園、進級と新たな道を歩き始めました。

先日、1年間、給食をご一緒させていただいたクラスの子どもたちと担任の先生から、ステキなプレゼントをいただきました。
小さな手で、一生懸命に折ってくれたチューリップや笑顔の写真を見ると、普段は教職課程の学生に同情的な目を向ける私でさえ、この仕事も悪くないと思ってみたり・・・。

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昨日は、幼稚園の卒園式がありました。

泣きじゃくるその手を握り、時には抱きかかえて保育室まで送っていた子どもたちが大きな声で返事をし、卒園証書を受け取っているのを見ると、毎年のこととはいえ、感慨深いものがあります。

この子たちが入園したのは3年前
まだコロナの影響がない時代でした。

時はめぐり、ここまで必要か⁉️と思うくらいの感染対策の下、一変した生活が始まり、本来、体験できたはずのことが一つ一つ削られた世代物心ついた頃には、「新しい生活様式」が当たり前になってしまった世代の子どもたちです。

マスクの下、一生懸命に歌っていた姿に思わず涙した歌詞。

はじめの一歩 あしたに一歩
勇気を持って大きく 一歩 歩き出せ
信じることを 忘れちゃいけない
必ず朝は おとずれるから
ぼくらの夢を なくしちゃいけない
きっといつかは かなうはずだよ
 新沢としひこ作詞/中川ひろたか作曲「はじめの一歩」より

時代やオトナの都合に巻き込まれた子どもたちの未来が、どうか明るいものでありますように。