今日、希望のタネを蒔きました

療育現場の所長日記です。

おこさまランチ

もう随分、前のお話しです。

場所は某ファミレスっぽいレストラン。
カップルがメニューをのぞきこみ、注文するものを決めています。
「何にする?」と問いかける男性に対して「う~ん、いっぱいあって迷っちゃう!」とお決まりのシーンを演じる女性。
早く決めてよ!といら立つ気持ちをぐっと抑えて笑顔で待っているお店の方(゚∀゚)。

わたし、お子様ランチが食べたいな❤」とワントーン高い声で伝える女性に「申し訳ございません!当店のお子様ランチは小学生以下のお子様が対象です!」という声が聞こえてきたので、思わず苦笑い( ̄∀ ̄)

ワントーン高い声の女性は、どんな顔をしたのかしら?

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しかし最近、おこさまランチを希望する大人が増えているという記事を見かけました。
デートでかわいく見せるためのセレクトか?穿った見方をしてしまいましたが、どうも事情は異なるようです。
おこさまランチの魅力は、品数の多さと量
えびフライにハンバーグ、ポテト、からあげ、型抜きケチャップライスにプリンというラインナップは、少しずついろいろなものを食べたい人にとって、ピッタリのメニューです。

それならば、「おこさま→おこのみ」ランチに名前を変えて、売り出せば儲かる?と下世話なことを考えましたが、そうはうまくいかないようです。
飲食店に言わせれば、いろいろな種類を一皿にのせるため、食材や手間のコスト面から、年齢制限をせずにおこさまランチを提供するのは、難しいとか・・・。

大きくなってから、幼い頃に体験できなかったことを取り返すことは、それなりに大きなコストが、かかるのかもしれません。