今日、希望のタネを蒔きました

療育現場の所長日記です。

掛け算の教え方

とあるSNS上でのお話(内容は、本意を損なわない程度、変更)です。

問題:6人の子どもに、あめを3個ずつ配ります。あめは全部で何個いるでしょう。
Aちゃん:式 6×3=18 答え 18こ

ところが返ってきた答案用紙を見ると、式は✕、答えには○がついていました。
正しい式は、3×6だったそうです。
それを見た保護者はびっくり!
これ、おかしくないですか?といろいろな方に聞いてみました。

Bさん「おかしい、おかしい!答え合ってるのにねー。こんな教え方するから、日本の子どもって勉強嫌いになるんだよねー。」

Cさん「確か、求める答えの単位がついているものを、前にすると習った気がする。」

Dさん「文章題は、答えだけでなく、なぜそのように考えたかという過程も採点の対象になる。これは、3組(1組はあめ3個)のものを6人の子どもに配るから、3×6が正解。」

Eさん「〇〇先生の△△△という本に、こんなことが書かれていた(以下、本の紹介)。」

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そしてこれを見た、教職課程の学生は…。
「Dさんの意見が正しいと思う。
そして、事前に子どもにはテストでこんな風に書いたら、先生は×にするよと言っておく
テスト採点は、保護者からのクレー…いや、質問も想定して、行うこと。そのために事前説明とエビデンス(根拠)が必要と習いました。」

・・・・・Σ(・□・;)!

追記

後日、その学生が言うには・・・。
「子どもに言っただけでは、後日、聞いた聞いていないという問題が発生するから、ここはやはり物的証拠が必要。例えば、学級通信で『掛け算の式の作り方』みたいな特集載せるとか・・・。」

・・・・・Σ(・□・;)!Σ(・□・;)!Σ(・□・;)