今日、希望のタネを蒔きました

療育現場の所長日記です。

ラン活

先日、親戚のお子さんがランドセルを見せてくれました。おじいちゃんがプレゼントしてくれたというそのランドセルは、淡い水色で素敵な刺繍模様がついています。有名ブランドのロゴが入っており、値段は6桁に限りなく近い…とのことで、祖父母も大変だなあと思った次第です。

f:id:ashikatan:20210501120238j:image

同じ頃、友達からラン活に行った話を聞きました。来年、小学校に行くAちゃんは、うれしそうに話してくれます。

「あのね、Aちゃんはピンクがいいの。ピンクのね、〇〇(ブランド名)がかわいくて…。でもね、ママはキャメルがいいよって言うの。」

すかさず、そばにいた友達が口を挟みます。

「ピンクは小さい時はいいけど、6年生になったときはさすがにね…。6年間使うから、先を見越さないと。」

赤と黒しかなかった時代の人間からすると、うらやましいですが、選択肢が多いのも大変ですね。

でも少し考えてみると…

そもそもなぜ、ランドセルは6年間使うことが前提なんだろう?
色の好みも変わるし、必要な機能も変わります。
今回のコロナ騒動では、タブレットを配布する学校が増え、それが入る場所が設定されたランドセルもあると聞きます。
タブレットを持ち歩くなど、6年前どころか2年前でも想像できません。
時代の移り変わりが激しいこの時代、6年後を見通すというのは、なんとも難しい。

私ならば…

値段も安くて気軽に買い直せるランドセルがほしいです。不謹慎を承知で言うと、明日のこともわからないこの時代、「6年後も使えるもの」ではなく、「今ほしいもの」を買いたいです。