今日、希望のタネを蒔きました

療育現場の所長日記です。

桃子ちゃんの話

おかしよね!?
こんなの絶対、詐欺だよね(泣)!

大学2年生の桃子ちゃんは、いら立ちを隠せない様子です。
彼女の話を要約すると・・・。

高校を卒業するとき、桃子ちゃんはとある資格を目指して推薦入学でA大学に進学しました。募集要項には「〇〇資格取得に対応したプログラムを用意しています」と書かれており、将来、目指したい資格が取得できる大学ならば・・・と進路を決めたのです。 

ところが、入学して1年過ぎ、2年生になる時に「△△演習」という科目を履修できる学生の人数がわずか10名であることを知り、愕然としました。桃子ちゃんが目指す資格を取得するためには「△△演習」が必修です。もし履修できなければ、資格取得ができません。いろいろな人にも相談しましたが、よく見ると募集要項に「〇〇資格が取得できる」という記載はなかったとか。欄外に小さい文字で「△△演習は、履修希望者が多い場合は云々・・・とありましたが、当時の桃子ちゃんも、高校の進路担当の先生もそこまでは、見ていなかったそうです。結局、「△△演習」は履修希望者が多く、成績順に履修者が決定されたので、桃子ちゃんは履修選考に漏れ、〇〇資格を取得することができなくなってしまいました。

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昨今、世の中のいろいろな仕組みが複雑になったこともあり、情報提供には「スピード」と「わかりやすさ」が求められます。企業も学校もいろいろなことをできるだけ「図式化」し、ユーザーが一目で欲しい情報にアクセスできることに重きを置いているように思います。

しかしこれを逆手にとると、(悪意はなくても)あまり知らせたくない情報は下欄に小さく書くとか、周知の事項として省略できてしまう可能性?もありますので、やはり、与えられた情報を読み込み、理解し、疑問点を見つけて問いただす力は必要なのかもしれません。

またインターネットの普及により、多くの情報にアクセスすることも、可能になりました。その反面、かなりハテナがつく情報も流布されるようになり(この話については、後日・・・)ましたので、与えられた情報から、正しいものを取捨選択する力も必須です。

それらの力ををつけていくためには何が必要なのか?
桃子ちゃんの話を通して、そんなことを考えています。