今日、希望のタネを蒔きました

療育現場の所長日記です。

ほな、引越そか…

頭を雲の上に出し…と歌われる富士山。
先日、その前を通過した時は晴れていて、はっきりと撮影することができました。

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あれから1週間後、関東や北陸は大型台風が直撃し、一部地域では大きな被害があったと聞きます。同じ空でもその時々で見せる顔が違うことを、あらためて感じる週末でした。

ローン組んで買った住宅も、お金をつぎ込んだ車もあの暴風雨によって、いとも簡単に流されていく様子を、持ち主はどんな気持ちで見ていたのでしょう…。
被害に遭われた被災地の皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

明日は我が身、おだやかな自然がいつ牙を向くかわからない時代、大きなダムや堤防の建設も大切ですが、平穏な生活がいつ崩れるかもしれないという覚悟が必要なのかもしれません。災害の少ない土地で暮らしているとつい、「当たり前の生活は当たり前ではなく、たまたま偶然、平和に暮らせているだけのこと」という思いを忘れがちになります。

災害の度、思い出すのは阪神淡路大震災で新築の自宅が倒壊したAさんの言葉…。
「もう家は買わへんで。あらめげた(壊れた)、ほな引越そか…がモットーや(笑)!あの世へは、な~んも持って行けへんからな!」