今日、希望のタネを蒔きました

療育現場の所長日記です。

お彼岸

今年のお盆、お墓参りの際、いつになく娘が熱心に手を合わせていました。
いつもなら形だけなのに、どうしたのかと思って聞いてみると「ママが私にうるさく言わないように、ばあちゃんにお願いしていた!」と言います。お墓で眠る彼女の曾祖母に頼まなくても・・・と思いましたが「ママはキヨコばあちゃんの言うことしか聞かない。他の人が言ってもムダムダ!」とのこと(笑)。
どうやら私の素行は天国にいる先祖に筒抜けのようです。

ちょうど9月の後半、なぜか娘が手を合わせた祖父母に会いたくてたまらない時期がありました。その時、出てきたお守りの中にあったのは、私が祖父の形見にもらった自筆のメモです。
人をもてなすのが大好きだった祖父。
年末年始やお盆、節分、クリスマスと口実を見つけては飲み会を催すことが生きがいで、そのたびにあいさつ文を考えていました。死期を悟ったときも、自らお別れ会を開きにぎやかなひと時を過ごすような人でした。

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後で気づいたのですが、私が祖父母に会いたかった時期はお彼岸。
日々に追われ、お墓参りさえ忘れていた私のそばに祖父が来ていたのかもしれません。

おじいちゃん、私にあなたは見えません。
けれどもそこからは・・・私のことが見えますか?