今日、希望のタネを蒔きました

療育現場の所長日記です。

意地悪な提案

現在、ある事情で小さな「命」を育てています。

最初の頃はそれほど気温も高くなかったので、2日くらい水やりしなくてもすくすく育ってくれていました。

f:id:ashikatan:20190518104802j:image

 

f:id:ashikatan:20190605214553j:plain

ところが陽射しが強くなってくると、朝、水やりしても夕方にはこのありさまで、一時も気が抜けなくなってきました。 

f:id:ashikatan:20190623183706j:image

朝夕の水やり、風の強い日は鉢が倒れないように移動、陽射しが強すぎる日は日陰にもっていくなど、結構、面倒なことが増えていきます。そうでなくても、いろいろな案件に腐心していますので、このお役目、代わってもらえないかなあとか、時には花の存在そのものをうとましく思う日もありました。。

そんなある日・・・。
外を見るとそれぞれが色とりどりの花をつけています。
些細なことですが、それまでの苦労を忘れるくらい、うれしく思えました。

f:id:ashikatan:20190715192200j:image

考えてみれば、子育ても同じかもしれません。初めは小さくて、ある程度、親の想いの範疇で育ってくれます。しかし子どもの成長とともに、大変なことが増えていくし、何か事件が起こると、親の責任が厳しく問われます。以前のようにある程度の学歴があれば、就職、結婚とそれなりの人生が約束されていたのは、過去の話。

昨今、偉い先生方のお話をうかがうと、親であれば〇〇すべき、親であれば△△して当たり前という無言の圧力を感じることがあります。でもまずはその前に偉い先生方自身が何か一つの「花」を育ててみることを提案します。もしかすると、理想や理念だけではできない「御業」が見えてくるかもしれません。