今日、希望のタネを蒔きました

療育現場の所長日記です。

個人差

世の中の皆様が苦手とする爬虫類、ゴキブリの類は割と平気なのですが、私の天敵は鳥類です。特に公園や駅にいる人なれした鳩は、見るのも羽ばたきの音を聞くのも嫌なくらい苦手な生き物です。

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それが最近、我が家のベランダに姿を見せるようになりました。特に朝はバタバタと羽ばたく音が聞こえますし、時には手すりにとまり、私と目を合わすことも増えてきました。
これは大変!いろいろな書物やインターネットで情報をあさってみたところ、私にとっては恐怖以外の何物でもない鳩は、鳥獣保護法の関係で捕獲や巣の撤去、むやみに傷つけることは禁止されているとのこと・・・。手が出せない分、どんどんと被害が大きくなる・・・とのことでした。

そうも言っていられないので、鳥よけのとげとげや忌避剤スプレーを用意し、対抗してみましたが鳩との戦いは長期戦が予想されました。

そんな時、ア〇ゾンでこんなものを見つけたのです。

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害獣や害鳥をセンサーでキャッチして、超音波や光で追い払うという仕組みです。
口コミにはいろいろな意見がありましたが、とにかく彼らと戦うために、購入してみることにしました。

センサーは強に合わせ、少しの気配でも作動するようにセットし、音、光などすべての機能が使える設定にしてみますと、その次の朝からはベランダにとまることはなくなりました。近くに寄ってきて羽ばたくと、すぐにセンサーが反応するので逃げているようです(といっても皆無ではなく、あと数個購入を検討中・・・(笑))。

ひとまず一件落着・・・に思えたのですが、問題は人間でした。
私は音は聞こえても、気持ち悪いという感覚はないのですが、中には別室にいても「耳がキンキンする!」、「超音波が気持ち悪い!」と言う人もいます。
よく見ていると鳩も同じで、超音波刺激ですぐに逃げ出すのもいれば、あまり気にならずに近くまで来ようとするのもいました。鳩にも「個人差」はあるのかしら(泣)。

発達心理学や教育相談でよく聞かれる「個人差」ですが、同じ刺激を与えても、結果は異なります。
時に教育相談の場で、「あのとき~していれば」というお声を聞くことがありますが、受け手にも個人差があり、「〇〇しておけば絶対に大丈夫」というセオリーはないような気がします。逆に言えば、「~していた」としても、思うような結果が得られていない可能性もあるかもしれません。