今日、希望のタネを蒔きました

療育現場の所長日記です。

母の優しさ⁉️

低気圧が続き、心身ともにすっきりしない毎日が続いていますので、久々に父母の顔を見に行きました。しばらく、害にならない程度の愚痴をこぼしていると・・・。

母:「〇〇のおばちゃんが、あんたの顔を見たいと言っていたから、顔を見せてきて!」

人の話、聞いていますか!?と思いつつ、90歳近くになる祖父の妹を訪ねました。
「よ~来てくれたなあ・・・。」と大歓迎され、戦争時代やそのまた昔(100年以上前?)のひいおばあちゃんのお話 を聞かせていただきました。別れを惜しんでくれる叔母に「また来るね。」と手を振りつつ、来てよかったなと思いました。

私:「〇〇のおばちゃんに会ってきたよ。」
母:「ありがとう。それでね、△△のおばちゃんがこんな大きなかぼちゃ(人の頭ほどある・・・)持ってきてくれたんよ。これでポタージュスープ作って!」

あの、しんどいんですけど!?と思いつつ、大きなかぼちゃと格闘し、これまたいただいて冷凍保存していたのであろう山ほどのたまねぎも入れて、何とかポタージュスープにすることができました。

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△△のおばちゃんに持っていくと・・・。
「まあこんなに丁寧にしてもらって、どうもありがとう!」と満面の笑みでお礼を言われ、大変だったけど作ってよかったなと思いました。

私:「△△のおばちゃんに届けたよ。」
母:「ありがとう。それでね、私のパジャマ、ずっと同じの着ていたら、擦り切れてきて・・・。」
私:「しゃあ買えば?」
母:「この生地が涼しくてお気に入りなの。どこもないんよね・・・。」

ものすごくしんどいけれど、とあるショッピングモールで、母の言っていた生地のパジャマを見つけました。

私:「お母さんが言っていた生地のパジャマ、あったよ(と手渡す)。」
母:「えっ、買ってきてくれたの!?」とすごく喜んでくれ、探しに行ってよかったなと思いました。

母:「冷凍庫に収穫した完熟トマトがいっぱいあるんよ。▢▢(私の娘)ちゃんが、ミートドリア食べたいって言ってたから、ミートソース作ってくれる?」

どこにあったんだろう?と思うほど大量に冷凍されたトマト・・・。手がかじかみそうになりながら皮をむき、何とかミートソースに仕上げました。娘が起きてきたら喜んでくれるかな?

母:「(亡くなった)ばあちゃんのお花、替えてきて。」

この春に亡くなった祖母に手を合わせ、さらに随分前に旅立った祖父のことを思い出しながら、言葉にならない思いを心の中でつぶやくと、祖父母と話しているような気がしてきて、お花を替えてよかったなと思いました。

母:「あんた、今度はいつ来るの?」
私:「・・・・・」

日常の休みとは思えないくらい、動いた気がしますが、帰りには少し元気になっていました。お母さん、いつもありがとう。