今日、希望のタネを蒔きました

療育現場の所長日記です。

人手不足とはいえ…

先週、保育士国家試験がありました。
養成校に進学せず、独学でこの資格試験に挑戦する人も増えていると聞きます。 
今年度の保育士試験、あるニュースのトップ記事になるなど、少々、話題になっていたことをご存知でしょうか?

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受験者がこの試験のある科目について「正解がないのでは?」と、指摘したのが発端のようです。大学受験の採点ミスが続いていたり、人によっては就職の際に必要であったりと、人生を左右する試験ですから、注目が集まることも仕方がないことなのかもしれません。正答は出題者のみ知ると思いますので、しばらく静観したいと思います。

それはさておき、この問題にちなんで、あるSNSサイトで受験者の反応を見てみました。匿名性のSNSですから、言いたいことが言えますし、本当に受験者の言葉なのか、あやしい発言もあります。
ただ(将来、保育士を志す方の発信と仮定して)「何百年も前の保育の先駆者の名前なんか知らなくてもよい、落とすことが目的の試験だ」とか、「保育士の試験なのに、介護の問題など関係ない」という発言が飛び出すと、発言者に対して、この問題がなぜ保育士試験に必要なのかがわかるまでは、せめて、上記のような感情に任せた発言を抑制する力がつくまでは、合格してほしくない、と意地悪なことを考えてしまいます。

いくら人手不足の業界とはいえ、目先の合格にだけとらわれ、現在の「保育」は、どのような経過をたどって今の形になったのかを知らない人や、少子高齢化と言われる現代社会において、子どもたちの遠い未来にある「介護」問題を関係ないと言い切る人には

入ってきていただかなくても結構です!

と言い切るプライドは持ち続けたい・・・と思います(小声)。