今日、希望のタネを蒔きました

療育現場の所長日記です。

フレー!フレー!ど・ん・ぐ・り!

幼稚園も支援センターも、この季節は秋の実がいっぱいです。

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どんぐりころころ どんぶりこ~♫の歌が聞こえるのもこの時期です。
お池にはまってさあ大変!
その後ドジョウが出てきて遊んでくれたのでにっこり。
しかし時間が経つにつれて、おうちが恋しくなり泣き出す・・・
というストーリーを歌詞とするこの歌。
うちの幼稚園では、この続きをこんな風に歌っています。

どんぐりころころ泣いてたら

やさしいハトさん とんできて
やままでおくって くれました

どんぐりおれいを いいました

しかし自然の摂理的に考えて、「お池にはまってさあ大変!」のどんぐりは、他にもたくさんいるはずです。大半が自宅に帰ることができないまま、「置かれた場所」で過ごすことにならざるを得ないどんぐりたちですから、やさしいハトの目に留まったこのどんぐりは、本当に「運」がよかったのかもしれません。でも帰れたと思ったのも束の間、ある日強風にあおられて、今度はとなりの森へ飛ばされ、そこにはやさしいハトさんどころか、遊んでくれるどじょうもいない、まさに天涯孤独な場所だったかもしれないのです。

努力も大切ですが、時勢やその時の運?にかなわない時があります。
またたとえ願いが叶っても、そこからいばらの道が続くこともある・・・。
そんなどんぐりたちを案じつつ、エールをおくる台風の夜です。