今日、希望のタネを蒔きました

療育現場の所長日記です。

エビデンスのその先は?

ネット上で静かな話題になっているカライドサイクル(折り紙の万華鏡)を作りました。

くるくると形が変わるおもしろいおもちゃです。年明けに支援センターデビュー予定です。

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ユニット折り紙は、一つひとつのパーツは単純な作りですが、組み立てになると説明図も作り方動画もアテにならないことが多い(私が読み取れないだけ?>_<)。

特に複雑な作品は折り目が多く、折る位置さえわからなくなる…。しかし、パーツさえ基本に忠実にしっかり折っておくとここが一番大切!)、後は「タイミング」の問題で、気づいたらできていた!というのが正直な感想です。

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今はエビデンス(証拠、根拠)という言葉を聞くことが多くなり、医療も療育や教育も科学的根拠に基づいて行うことが主流です。

例えば「集団療育」の名の下に、子どもたちを好きなように遊ばせるだけ…というやり方には私も疑問を感じています。

子どもを集団で過ごさせたら自然にできることが増えるというのは大きな間違いです。

集団の中で伸びていくのは子どものどのような能力で、それはなぜなのか、集団で伸びにくいのはどの部分か、そもそも集団で過ごすにはどのような前提条件があるのか、ということを把握し、保護者と一緒に考えていかなければ、専門的な療育はできません。

エビデンスに基づいた療育の先に、何かのふとした「タイミング」で見せてくれる子どもたちの「奇跡」がある…そんなことを考える午後のひとときです。

 

追伸  

ただいま、カライドサイクルの最難関(花火)に挑戦中です。

よかったらご一緒に^_^。

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追記

完成しました!

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