今日、希望のタネを蒔きました

療育現場の所長日記です。

かぼちゃプリン

10月の末日🎃

お昼から気の重い出張が入っていたため、大慌てで給食を食べ終え、デザートのプリンに手をのばしました。
ハロウィンにちなんで作ってくださったカボチャのプリン、正直、あのねっとり感が苦手で好んでは食べないのですが、あら不思議!
今年のプリンはつるっとのどを通ります。
ん?これ、おいしい!

後日、栄養士の先生に、図々しくおねだりして、いただいたレシピで再現してみました。

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まず、かぼちゃを切って柔らかく蒸して、うらごし…と、作業は単純なのですが、かなりの重労働
たった3個でも面倒なのに、何百人分のプリンを思うとため息が出ます。

普段は意識していなくても、誰かの働きで日常生活が過ごせていることに、感謝する休日でした。

ハニーナッツ

ミツバチの飼育を始めた叔父が、天然のはちみつをプレゼントしてくれました。

f:id:ashikatan:20221016173252j:imageこれはナッツのはちみつ漬け一択です。
お店で買うとかなり高額ですが、実は簡単レシピ。

母は「今日から1週間くらいしたら食べてね。」と言ってから渡したはずなのに、直後から、「もういいんじゃない?」ともぐもぐ。

おそらく、出来上がる頃には間違いなく、中身は空っぽだろうなと思いつつ終わっていく平和な週末…(嵐の前のなんとやら…)。

告知②

前回のお話の続きです。

ashikatan.hatenablog.com

私は、子どもの発達問題を扱う際、「様子を見る」という言葉を、単独では使わないように、気をつけています。
それは決して、「今の状況で判断するべき」と考えているから…ではなく、「どの期間」「どの問題が解決する」まで様子を見るのかを添えて使いたいという意図からです。
いろいろな意見はあるかもしれませんが、私自身は「いつかは解決するだろう」といった根拠のない先送りは避けたいという考えです。

その原理に従えば、ここ1か月の経過から「様子を見る」という選択肢はないような気がしてきました。
しかし、もし本当に割れているなら、どうするか・・・。
説明を聞く限り、入れ歯やブリッジがよい治療法とは思えません。
ではインプラント?となると、総合病院での入院も考えたいところ。
入院するなら〇〇病院かなあ、いや、それよりこのコロナ禍で入院受け入れはあるのか?とか、入院するならいつ?さっさとしないと、また落ち着いているコロナが猛威を奮い出す・・・
でも、監査、説明会、お遊戯会、音楽参観、卒園式・・・と様々な業務が浮かんできました。
何より、そんな治療が必要なほど重症で、歯が割れるほど自分の加齢が進んでいるという現状を受け入れることへの抵抗も大きかったと思います。

根拠なく「様子を見る」ことが問題の先送りにしかならないとしても、診断を受けるには勇気がいるという当たり前のことを痛感した瞬間でした。

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バリアフリー

先日、某城天守閣に上ってきました。
まずは近くまでリフト移動で、この空の散歩が最高!

余談ですが、友達にそれを伝えると、「リフトは使ったことない。いつも遊歩道で行っていた。」と言われびっくり(@_@)!
リフトから見る遊歩道は、かなり急な傾斜で、距離もあるのに「歩く」という選択ができることが羨ましい。
悲しいけれど、同い年でも体力には差があるようです。

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私は、古い建造物を見て、そこで生活していたかつての人々を想像することが好きです。
この城で繰り広げられた戦(いくさ)、生まれた子ども、嫁いできたどこかのお姫様、行われた政治、そして死んでいった人々に思いを馳せると、タイムスリップできるような気がして、日常を離れることができます。

しかし、このお城、上がるのも一苦労ですし、入ってからも急斜面な階段ばかり。
重い着物を着て、刀をさして歩くというのは、大変でしょう。
ましてやバリアフリーなどない時代、高齢者はまず住めない造りの建物でした。

そんなことを考えながら、天守閣まで上がって思ったこと。
多分、この城が造られた時代、バリアフリーでなければ過ごせない歳になるまで生きる人は少なかったのでは?
足腰が不自由になるまで生きのびた高齢者がいたとして、その人たちは慣れ親しんだ城からは離れて暮らすのが常だったのでしょうか。
もし私がこの時代に生まれたとしても、ピンピンコロリがいいなあ。

告知①

夏休みなしで突入した9月、左首下にピリッとした痛みが走るようになりました。
心なしか反対側より腫れています。
湿布を貼ったり、抗生剤を服用したりしましたが治まりません。

これは歯か?と思い、歯科に行くことにしました。
意外と歯は丈夫で、普段は定期健診時しか受診しないので、ドキドキ…。
レントゲンを撮り、あちこち触れて診察してくれましたが、虫歯ではないとのこと。
でも痛いんです!首が腫れて・・・と説明すると、噛み合わせの問題だろうとのことで、調整してくれました。

虫歯でないならばと、ほっとしたのも束の間、よくなる気配はありません。
それから2回ほど噛み合わせの調整に通いましたが、改善せず、ついに歯の詰め物が動いているような気がしてきました。

次に行ったときにそれを伝えると、衛生士さんに「もしかしたら歯が割れている可能性がありますね。」と言われ、「!?」。

歯の治療など何年もしたことがありません。
ましてや、割れているとなると、どんな治療が必要なんだ!?と恐怖で真っ青になりました。
しばらくしてやって来た歯科医に、「これは・・・割れている可能性がありますね。この歯は神経を抜いているので、割れていたら抜歯して、インプラントかブリッジか、入れ歯かを検討する必要があります。」と告知され、もう恐怖は頂点に達していました。

「それって大手術ですか!?」と震えながら聞いてみると、「いや、それほどではないのですが・・・。まずは、歯の状態を診断しないといけないので、詰め物を外し、割れているとしたら、その部分を外します。まあ、不便ながらも様子を見られる方もいますし。どうしても決心がつかないなら、今日はお帰りになって、決心がついてから来られてもいいですよ。」と言ってくれました。

さて、どうするか・・・。

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こういう感覚かぁ…

先生が出した課題(ドリルやプリントなど)が終わった子から、休み時間!」は苦手、いつも最後になってしまうし、心臓がドキドキするというAちゃん。
Aちゃんは利発で、成績も悪くないお子さんです。
何が原因だろう?と考えていた矢先のこと。

少し前のお話です。
ある日、久々にzoom研修を受けました。
某業界では、数年待ちが当たり前で、申し込んだことすら忘れるくらい長い期間、待たされることが常識と言われている超プレミア研修

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ということで、仕事を切り上げ「会議中」プレートを貼り、カウンセリング室を施錠電話線を引き抜き、子機は事務所で預かってもらうという、周到な準備の下、zoom接続とここまではよかったのですが( ;  ; )

始まって10分で異変が起きました。
まず、頭痛、その次に吐き気…。
出席確認のため、常時カメラオンなので、離席もできず、意識が朦朧。
限界の手前で、休憩兼質疑応答の時間になったので、そのまま席を立つことができました。

それからは、少し元気になり、なんとか最後までがんばれたのですが、問題はその後!
確認テストを行うので、オンライン回答を…という指示があり、さらに全部正答するまで、何度でも取り組んでくださいとのこと。

まあ何とかなるだろうと、フォームを開いたものの、ハテナが頭を駆け巡ります。
おそらく、講義を聞いていればわかる内容なのでしょうが、上記の理由で前半の話は頭に入っていません。
どこに書かれているのかもわからず、資料をめくるにも時間がかかり、冷汗が出てきます。
何より、17時には席に戻ると約束し、私の仕事を代わりにこなしていただいている先生のことを思うと、頭がパニック状態になりました。

さらにこんな時あるあるで、問題の読み間違いや解釈違いで、エラーが続きます
フォームの特徴上、誤答だけをやり直すことはできず、1つでも間違えると、最初から回答することになりますが、初めの回答をメモしておく…という当たり前のことにも頭が回らず、何回も同じことを繰り返し…。
全問正答した頃には、随分、時間が経っていました。

体調不良はハプニングとしても、あの時間に追い立てられる焦りAちゃん、これはしんどいね…。

週末

1週間が終わり、支援センターの鍵をかけて、ふと見上げた時の空です。

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空の写真を撮ることが趣味の姪を思い出してパチリ。
早速、送信すると、「(姪が住む町)と同じ色!」という返事がきました。

遠い街も国も、空でつながっているという、当たり前のことを思い出した瞬間に、詠み人知らずの一句

今日こそは 早く帰ると決めたのに
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