今日、希望のタネを蒔きました

療育現場の所長日記です。

冷しゃぶVS生姜焼き

暑い日が続いております。
こういう日が続くと、食事を作るのも食べるのも億劫ですね。
この時期は冷しゃぶサラダがおいしいので、よく登場させます。
あっさりした豚しゃぶにゴマだれをかけていただく味は最高です。

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ところが・・・
問題はわが娘。
マヨネーズが天敵の彼女は、ドレッシングの類は一切、口にしません。
そうなると「味なし」サラダを食べることになり、このメニューを出すと、ブーイングの嵐です。

ある日「じゃあ、生姜焼きのたれでもかけたら?」と意地悪を言ってみました。

すると娘はテフロンフライパンに油をひかずに、お肉を焼き、生姜焼きのたれでからめたものを野菜にのせて、サラダを完成させていました。
油ひいてないし、焼くことで脂がおちる。ゴマだれより、こっち(生姜焼きのたれ)がカロリー半分。健康的だし、〇〇〇(ファミレス)の味みたい!

・・・そういう発想もあるのね(´;ω;`)ウッ…

うさぎ小屋

休日は例のごとく、ドラマの全話一気見の日です。
積まれた書類や、目を通さなければならない本を横目に、アイスコーヒーとおやつがあれば至福のひと時が過ごせます。

今日もいつも通り、見ていたのですが、あるシーンが目に留まりました。
主人公が幼稚園のウサギ小屋の設計を頼まれ、自分のプランを話す場面です。
「どうして丸い形にしたの?」という問いに対して、彼はこのように答えます。

おとなしい(ウサギの)子って端っこにいるじゃん? だから最初から端っこなんて作らなきゃい いんじゃあないか、って思って。

ドラマの流れからして、ひとりぼっちになるウサギをなくしたい、みんな同じ位置で生活できたらいいなあいう視点からの意見だったと思います。

でも…

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私がうさぎだったなら、端っこがない丸い場なんて、とんでもない!

自分をさらけ出すことは極力避けたいし、席が決まっていない会場では、廊下側の後ろの方に座り、目立たずにすぐに出ていけるようにスタンバイすることが特技の私。

もしかするとおとなしいウサギの子も、隅っこを好んでいたのかもしれません。

いろいろなタイプがいるんですよ、人間も動物も。

 

 

どちらがお得?

久々にお菓子を通販をしてみました。
適当にかごに入れて注文するので、詳しくは見ていなかったのですが・・・。

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とどいた請求書には、こんな値段が書かれています。

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あれ?こんなに送料高かった?
ん?このお店、税込み6,480円以上だと送料が無料!
と思うと、あと、少し買えばよかったかなあと、少し損をした気分になりました。

しかし欲しいものがあるならともかく、送料を無料にするために余計なものを追加するのもなあ。

皆さまならどうなさいますか?

①送料払うなんてもったいない。あと2,000円ばかり多めに買い、送料を無料にする。

②これでよい。必要なものだけ買って無駄なものは買わない、送料のことは気にしない。

③約1時間かけて実店舗に出向き、送料無料で購入する。

思いつくのはこのあたりですが、Aさんなら①だろうなあ、Bさんなら③かなあなど、いろいろな人のことを勝手に想像していました。

どれを選んでも正解で、間違いはありません。
ただ何かを判断する際には、その人の価値観やそれまで生きてきた環境も大きく関係するような気がするのです。

 

『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』を再考する

人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ

大学時代、初めてこの文章を目にしたとき、幼児教育はなんてすごい仕事なんだろう!と感動したことを覚えています。学生の頃はレポートにも何度か引用させていただいていました。

その後も「人生に必要な知恵は、すべて幼稚園の砂場で学ぶ」というフレーズは保育者養成校や初任者研修で、よく使われているようですが、私が保育学生の講義を担当するときは、使いません。保育士や幼稚園の先生が子どもたちの人間形成に関わる大切な仕事」ということに異論はありませんが、この本全体の趣旨を理解せず、この言葉だけを切り取って、保育者の「やりがい」を強調することに、疑問を感じるからかもしれません。

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先日、またこの本を手にする機会があり、再読しています。
保育者養成の資料としてではなく、生活の中でこんな気持ちを大切にできたら、生きやすい世の中になるだろうなあ・・・。

人間、どう生きるか、どのようにふるまい、どんな気持ちで日々を送ればいいか。
本当に知っていなくてはならないことをわたしは全部残らず幼稚園で教わった。
人生の知恵は大学院という山のてっぺんにあるのではなく、幼稚園の砂場に埋まっていたのである。
わたしはそこで何を学んだろうか。

・何でもみんなで分け合うこと。
・ずるをしないこと。
・人をぶたないこと。
使ったものは必ず元の場所に戻すこと
・ちらかしたら自分で後片付けをすること。
・人のものに手を出さないこと。
誰かを傷つけたらごめんなさいということ
・食事の前には必ず手を洗うこと。
・トイレに行ったらちゃんと水を流すこと。
・焼きたてのクッキーと冷たいミルクは体にいい。
・釣り合いのとれた生活をすること。
 毎日少し勉強し、少し考え、少し絵を描き、歌い、踊り、遊び、そして少し働くこと。
・毎日、必ず昼寝をすること。
・おもてに出る時は車に気をつけ、手をつないではなればなれにならないようにすること。
不思議だな、と思う気持ちを大切にすること
カップにまいた小さな種のことを忘れないように。
 種から芽が出て、根が伸びて、草花が育つ。どうしてそんなことが起こるのか。本当の所は誰も知らない。でも人間だっておんなじだ。金魚もハムスターもはつかねずみも、カップにまいた小さな種さえも、いつかは死ぬ。人間も死から逃れることはできない。
・子どもの本で最初に覚えた言葉を思い出そう。
・何より大切な意味を持つ言葉。「見てごらん

ロバート・フルガム著より

 



ネガティブな要素

少し前、大手賃貸アパート会社が行った「住み続けたい街ランキング」の結果、47都道府県中、香川県は1位だったとか。

母集団の偏りはあるでしょうが、自分の居住地がランキングされるのは、なんとなくうれしいものです。コンパクトで手に届くところになんでもある、人が穏やか、温暖、災害が少ない、自然が豊か…など、まあ頷ける理由でした。

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でも調査の担当者が分析した、香川県の平均値が高い理由もなかなかユニークです。「すごくいいところがあるわけではないけども、逆にすごく不便なところもない

現在、いろいろな場面において、長所児活用型が重視され、得意なところを伸ばすという話はよく聞きます。
しかし、トータル的な「生きやすさ」を考えた場合、苦手なことが少ないということは、まだまだ捨てがたい要素なのかもしれません。


 
 
 
 

おうち時間

先日、「昭和レトロ喫茶特集」という記事を見つけました。
おいしそうなプリンやホットケーキ、ナポリタン、オムライスが載っています。
思わず、食べたい!と思いましたが、このご時世、県外渡航は難しいので、作ってみることにしました。

第1弾は、ホットケーキ
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最近はパンケーキブームで、昔ながらのホットケーキは見かけなくなりました。
昭和レトロ風にするには、この色と厚みがポイントで、外はさっくり、中はふんわりした触感に仕上げるのがコツだとか。

というと、すごく難しいスキルが必要だと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。「みりん」を追加すること、材料の混ぜ方、フライパンに油類をひかないことくらいでしょうか。

人間の作ったものなら、人間なら作ることができる
祖母の懐かしい言葉を思い出しながら、いただきます( ´艸`)

 

24時間、戦えますか?

あるドラッグストアでレジ待ちをしていると、棚のドリンク剤が目に入りました。

私が疲れた顔をしていたのか、すかさず店員さんが寄ってきて、何かお探しですか?と声をかけてくれます。正直、この類の商品に関しては、かなりの種類を人体実験済みなので、改めて説明を聞く必要性は感じません。

しかし、新商品だとか業界初の〇〇だと言われるので、つい手が伸びてしまいました。

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翌日、職場に持って行き、周囲にいた先生に昨日の経緯をお話ししました。そして「セットで買ったから、疲れたら飲んでいいからね。」と言った後で、あっと気づくのです。

「疲れたらこれ飲んでがんばって!」ではなく、「疲れたら早く帰って休んでね。」の方が正しいんだろうなあ…と。