今日、希望のタネを蒔きました

療育現場の所長日記です。

そのとき、自分なら…① 〜子どもの障害受容〜

この手のテーマには、いろいろな考え方があり、いろいろな立場の方がおられます。
研修会等に行くと、声を大にして「どんな子どもでも受け入れてこそ親」という意味のことを言われる専門家もいらっしゃいます。

専門家による理想論ならともかく、障害をもつ子どもの保護者に明言されると、「あのお母さんは、お子さんの障害を含めて、子どもさんを受け止めていらっしゃる。できない私は鬼なのでしょうか?」と泣きながら訴えられる方もいて、なんとも言えない気持ちになるのです。

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私自身は、たくさんの子どもたちや保護者の方と、関わらせていただく立場になっても、このテーマに対する明確な信念をもつことはできません。障害の様相やサポート環境、保護者のパーソナリティ、時間軸によっても状況は異なり、答えを出すことが難しい…。

でも、もし、私にひとつだけ言えることがあるとすれば、

「わが子の障害を受け入れられない親は鬼」だとは思わない・・・ということでしょうか。