今日、希望のタネを蒔きました

療育現場の所長日記です。

ゴールド免許

ある森に住むリスさんは、出不精で運転が苦手。となると、そもそも車に乗る機会が少ないので、ずっとゴールド免許の所持者でした。ある日、ふとしたミスがあり「更新されたばかりの免許証ですので、今から5年はゴールドのままですが、次回更新したときはブルー免許になります」と宣告されてしまいました。
リスさんは罰金よりも、今の免許証が5年後にブルーになり、そこから5年はそのままであることに呆然とし、隣の森に住むシカさんに聞いてもらうことにしました。

それを聞いたシカさんは「そんなことくらいで済んでよかったわよ!大きな事故じゃあるまいし、免許の色なんか二の次よ!

うーん・・・。
今度リスさんは、隣の隣の森に住むくまさんに聞いてもらうことにしました。
くまさんは「それは災難でしたね。まあこれでリスさんの厄が落ちたと思えば、ラッキーですよ。」と答えました。

なるほどね・・・。
今度リスさんは、海の向こうに住むカエルさんに聞いてもらうことにしました。
でもね、カエルさんはきっと笑いながら、こう言うでしょう。
あんた、そもそも5年後・・・つまり、今の免許がブルーになるまで生きてるの!?」
また、続けてきっとこうも言うでしょう。
「こんだけ地震や自然災害が多くて、ミサイルやテロがどうのこうのと騒がれている最中に、もし5年後も無事に免許更新できたら、それだけで奇跡だね(笑)

そう、「未来に予測されるイヤなこと」が起こる前に寿命が尽きないとも限りません。遠くのことを考えすぎないことがカエルさんの生きる知恵のようです。

[無料イラスト] 運転免許証の裏表